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朝日屋 (大阪府)[あさひや] 朝日屋(あさひや)は、かつて大阪府にあったメーカー。 == 概要・沿革 == 正式には朝日科学玩具工場〔『全国工場通覧. 昭和10年版』 (国立国会図書館近代デジタルライブラリー)〕と言い、明治40年ごろ創業〔山崎喜陽「ミキスト」『鉄道模型趣味』No.499〕し、昭和20年代にかけて存在した科学玩具や模型を製造販売したメーカーである。電動モータや蒸気機関で動く船舶模型、50mmゲージ・35mmゲージおよびOゲージの鉄道模型、及び部品類を製造していた。製品の販売においては関西一円の直営店のほかに日本全国各地に特約店を持っていた〔1931年で直販店11店チェーンストアー式特約店70店井上昭雄「古きよき時代の模型蒸気機関車たち」『鉄道模型趣味』No.734〕 。また製品を供給するだけでなく、雑誌『科学と模型』を発行する等の活動も行なっていた。 1945年3月の大阪大空襲によって本社の社屋が焼失、資料や参考品、機材、社員等あらゆる物を失った為、窮乏状態が続いた。第二次世界大戦後、縮尺1/50、軌間22mmの日本型Sゲージを提案、販売するが振るわず、その後経営者は模型界を離れ故郷徳島で遊園地の経営を始めたという。また勤めていた人が昭和20年代にOゲージの阪井模型をはじめている〔『日本の模型 業界75年史』東京都科学模型教材協同組合、1986年、72-73頁〕。
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